構造特徴・概要 |
竿・中台・龕部・屋根で構成される。基礎部は現状コンクリートで補強されている。下部がわずかに幅が広い方柱形の竿で、正面に長楕円形の枠を設け「奉再興三界萬霊」と刻まれ、右面には年号を左面では施主名が彫られている。中台は、下部に蓮弁を配し上半部は無文である。上面に顔部を組むための円形の窪みが穿たれている。龕部は底面が円形の台座が彫り出され、六体の立像の地蔵菩薩像を半肉彫りする。像は、一部頭部が欠損するが、剃髪で衲衣を纏い手には人物をそれぞれ掲げている。六体共に前に傾斜して彫られている。台座部の一部は欠損しコンクリートで補修されている。笠は、平面六角形で約1/3程が欠損する。各軒先部分は上方に反りを持つ。上端部に宝珠が付く。 |
現状 |
笠・龕部の一部を欠損し、コンクリートで補修されて入れいる。 |
銘文 ※1、※2 |
【正面】 ■(梵字)奉再興三界萬靈 【左面】 神埼郡上神代村中志 施主 當劦信太郎 (州)(郡?) 【右面】 于時寳二壬申夘月吉詳日 |