貴別当神社の鳥居
きべつとうじんじゃとりい

資料解説

宝永4年(1707)の地震により倒壊し、宝永5年(1708)に再建された鳥居です

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 貴別当神社の鳥居(きべつとうじんじゃとりい)
所在地 千代田町 下西 上西
場所 貴別当神社内
年代 江戸 宝永5年 (1708年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 5760

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 貴別当神社に建つ鳥居で、笠木と島木は三本継で、柱の外側より反増している。鼻は襷墨に切り落とす。貫は柱間の長さの約1/3が外側に突出する。島木と貫の間に額束と一体になった扁額を建てている。扁額には「貴別当神社」と彫られる。柱は二本継で、ほぼ垂直に建ち、亀腹は不明で、上端部に台輪がある。柱には銘文が彫られている。
現状 額束に横方向に亀裂が見られる。貫・額束は新しく補修されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:300.5cm・ 幅:390.0cm・ 奥:47.0cm
材質 安山岩
製作・建立者
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【額束正】
 貴別當社
【右柱右面から時計回り】
   西海路肥之前州神埼郡野口邨之靈廟者不知誰
  尊垂蹟古今称
 貴別當大明神而不止祭祀矣或曰琉球王子也未考
  事實之為恨耳靈地所属廣互三邨厥土生民奉信
  茲神為氏系守護神而久旱祈雨疾病禳疫祈靡不
  靈矣恭以神之德也雖厥蹤見不測在當人生信一
  念頭信心清淨則如水月相映如鏡像相望昭昭乎
  而非荀不應矣古賀氏故三郎右衛門者世世住野
  口篤信至誠其天性者也神前以無鳥居為?半減
  家資創建石柱之神門而為鳥居正寛文庚戌歳也
  迄于今殆四十年許客歳丁亥冬十月初四日有地
  震災山川崩裂水底起伏鳥居亦為之砕矣存子今
  三郎右衛門続父之志旦欲拡勝縁募三邨各吝喜
  捨淨財命石工再造立焉于時戊子十月初二日也
  僅一週月而復改觀以功終之前一日惣來請銘於
  予請之急也不遑固辞俄然諾卒然述
【左柱正面上部右から時計回り】
       銘曰
   靈験不測   德化無彊
   日月並光   安鎮國土
   除妖怪蹟   與 吉祥
   巍巍堂堂   雖識唯貴
    此仰此   称貴別當
 維?宝永五次戊子歳十月吉旦
【左柱裏面下部左から時計回り】
  乾坤合德
 擁護民荘
 煌煌??
 未知厥詳
 秦圓岳誌

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

place位置情報

compare_arrows関連情報

関連情報はありません。