三界萬霊地蔵菩薩像塔
さんかいばんれいじぞうぼさつぞうとう

資料解説

文化4年(1804)に大島村住民により建立された三界萬霊地蔵尊塔です。大島地区の北端辻道端に位置しています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界萬霊地蔵菩薩像塔(さんかいばんれいじぞうぼさつぞうとう)
所在地 千代田町 柳島 大島
場所
年代 江戸 文化1年 (1804年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 5753

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・中敷・蓮華座・塔身で構成される。基礎は、現状コンクリートで周囲を補強されており、基礎下に本来の基壇がわずかに確認できる。基礎は、平面方形で上半部に反花を持ち、正面部に小槌文様格座間が施されている。竿は、方柱形で正面に額を設け「三界萬霊等」と左側面に願主名を右側面に年号が刻まれている。上部に中敷茄子を置き、正面に格座間が施される。蓮華座は、平面円形で素弁の蓮弁を魚鱗葺きに配している。塔身は、一石造りで足元に素弁の蓮弁を配した蓮華座を造り出し、地蔵菩薩立像を丸彫りしている。剃髪で白毫が付き、法衣を纏い右手を錫杖を持つ形に左手には宝珠を掲げている。頸部と足部で折損しコンクリートで補修されている。
現状 頸部と足部で折損する。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:171.5㎝・ 幅:81.5㎝・ 奥:74.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 願主:神埼郡大嶋邑 善男善女
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面】
 三界萬靈等
【左面】
 神埼郡大嶋邑願主善男善女
【右面】
 享和四子三月吉日

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

place位置情報

compare_arrows関連情報

関連情報はありません。