構造特徴・概要 |
基礎・塔身で構成される。基礎は、整形加工された平面方形の切石を用いる。塔身は、不定方柱状に粗割された自然石で、頭部は尖頭状となる。正面左右側縁に縦7.5㎝・横5.0㎝の矢穴が5から6個連続して残る。正面中央部に長方形の額を設け「猿田彦大神」をその左右に紀年銘を彫る。側面は、左側面が分割面を利用し、細部の整形痕が残る。正面側の縁辺には、幅7.5㎝・深さ5.0㎝の矢穴が連続して残る。基部側に願主名が彫られているが詳細は判読できない。右側面は、大きく二つの大きな割面で構成され、全体の形状を整えている。裏面は、素材の形状が大きく残り丸みを持つ。基部側に形状を整える縁取り加工痕が残る。 |
規模 |
【全体規模】高:113.0㎝・幅:43.5㎝・奥行:37.0㎝ |