三界萬霊六地蔵石幢
さんかいばんれいろくじぞうせきどう

資料解説

石幢形の六地蔵で、宝暦10年(1760)に秀嶌長衛門により万物の霊を供養することを目的として建立された三界萬霊塔です。竿の左面には右 弁才道・左奥山道とあり道標とされています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石塔 > 六地蔵石幢
名称 三界萬霊六地蔵石幢(さんかいばんれいろくじぞうせきどう)
所在地
場所
年代 江戸 宝暦10年 (1760年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 749

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・中台・龕部・笠で構成される。平面四角形で反花を持つ基礎に、方柱形の竿を建てる。竿の下端はわずかに丸く隆起する。中台は平面六角形で下半部に請花が見られる。龕部は円形で六体の地蔵尊を半肉彫りする。笠は円形で宝珠が付く。竿正面に「為三界萬霊」と年号・願主名を彫り、左面に道標が彫られている。この塔を建立することにより万物の供養をすることを目的に建立される石塔である。
現状 破損・欠損・補修等は認められない
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:207.0㎝、幅:42.0㎝、奥:42.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 願主:秀嶌長衛門
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面】
 寶暦十庚辰廉(鹿)路山功徳王
 爲三界萬靈
 一月吉良日秀嶌長衞門
【左面】
 従是
 右弁才道
 左奥山道

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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