三界萬霊地蔵尊塔
さんかいばんれいじぞうそんとう

資料解説

安永2年(1773)に造立された三界萬霊塔で、願主として松林寺第7世住職の天長和尚の名がと八世の玄瑞の名が見えます。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 文字塔・信仰形態 > 万霊塔
名称 三界萬霊地蔵尊塔(さんかいばんれいじぞうそんとう)
所在地
場所
年代 江戸 安永2年 (1773年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 644

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・蓮華座・像身で構成される。現在は、基礎・竿と蓮華座・像身は分離されている。基礎は平面四角形で上部に反花を持つ。基礎上に断面四角形で方柱形の竿を建てる。竿正面に花頭文の銘文枠を設け「三界萬靈」と彫られ、左右側面には願主名、年号等が彫られている。像は円形の蓮華座の上に立つ。
現状 破損・欠損等は認められない
背景・由来・伝承 三界萬霊塔は、塔自体に有情と呼ばれるこの世の中における生命あるものことごとくの霊を宿らせ、この塔を回向することによって万霊を供養することを目的とする。
特記事項 願主の天長和尚は、松林寺の七世住職である。
規模 【全体規模】高:156.0㎝、 幅:45.5㎝、 奥:39.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 願主:當寺七世天長和尚
助力:村中善男善女中
祭・行事 12月第2日曜は(14年前は12月14日に祭っていたが)松林寺の僧侶が来られて祭る
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿正面】
 三界萬靈
【竿右側】
 願主當寺七世天長和尚
 助力村中善男善女中
【竿左側】
 安永癸巳卯月吉祥日
 當寺現住玄瑞叟代

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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