鰐口
わにぐち

資料解説

寛文元年(1661)に兼大明神に奉納された鰐口です。鋳工は谷口作左衛門とあります。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 美術工芸品 > 工芸品 > 金工品 > 鰐口
名称 鰐口(わにぐち)
所在地
場所
年代 江戸 寛文1年 (1661年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 631

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 吊鐶(耳)は紐状で、上方に鋭く突出する目が付く。口唇は丸く盛り上がり目の中程まで見られる。外区と撞座区に別れる。表裏の外区に銘文が彫られる。銘文に「奉寄進兼大明神御宝前」とあり、兼大明神に奉納された鰐口であることが分かる。現在は、池ノ平弁財天堂にある。
現状 破損・欠損・補修等は認められない。
背景・由来・伝承 施主とみられる廣瀧七左衛門は、口山内の大庄屋である。
特記事項
規模 【全体規模】高:30.0㎝・ 幅:31.5㎝・ 奥:10.0cm 
材質 青銅
製作・建立者 奉納:廣滝七左衛門・藤原茂次
鋳工:谷口作左衛門
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面】
 奉寄進兼大明神御宝前武運長久如意安全
 肥前国神埼郡廣滝村 廣滝七左衛門
                  藤原茂次
【裏面】
 寛文元年 
 八月吉日  谷口作左衛門

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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