構造特徴・概要 |
扉を除きすべて花崗岩を整形加工した壁・屋根の部材を組み建立されている。四隅に方柱形の柱を立て、各壁面は十字の柱と貫が表現されている。屋根は大きく4つの部材で組まれている。宝珠露盤と全面扉に杏葉の紋が付く。 |
現状 |
全体的には良好である。扉は鉄製。屋根の一部は破損し補修がみられる。屋根部分の石材の接合部が外れている部分がみられる。 |
背景・由来・伝承 |
脊振山国境論裁許確定後の元禄9年(1696)藩主鍋島綱茂が、国境を後世に永久に確立させるため上宮弁財天を石造とし石宝殿の建立を行う。 |
規模 |
【全体規模】高:408.5㎝、幅:380.0㎝、奥:380.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【正面】 日本■所名區肥前州佐嘉領脊振上宮大辨財天 【上梁】 脊振山上宮大辨財天 【上梁文】 山仰 |