脊振山上宮の石灯籠
せふりさんじょうぐうのいしとうろう

資料解説

国境論争勝訴を記念し建立された石灯籠で、元禄11年(1698)に鍋島■■■大夫尚俊により寄進されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 石灯籠
名称 脊振山上宮の石灯籠(せふりさんじょうぐうのいしとうろう)
所在地 脊振町 服巻 (国有林野)
場所 脊振山頂上宮弁財天参道沿いに位置する。
年代 江戸 元禄11年 (1698年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 46

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎部は埋没のため詳細不明。竿部は上端・中位・下端に節を持つが盛り上がりは低く不明瞭である。中位の節は2条の沈線により区分する。中台は六角形で反花は全体の1/3と低い。火袋はコンクリート製に変わる。笠は六角形で蕨手はすべて欠損している。宝珠は請花のみ残存している。
現状 笠蕨手部・宝珠は欠損する。火袋はコンクリート製に変わっている。
背景・由来・伝承 鍋島綱茂公による脊振山上宮弁財天石宝殿改築を記念し寄進された52基の石灯籠のひとつ。
特記事項
規模 【全体規模】高:169.5㎝、幅:52.0㎝
材質 安山岩、火袋はコンクリート
製作・建立者 寄進者:鍋島■■■太夫尚俊
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿石】
     奉寄進 石灯籠一基
         肥前州脊振山上宮
   大辨財天 御寶前
     元禄十一戊寅年六月吉旦
           鍋嶋■■■太夫尚俊

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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