脊振山上宮の石灯籠
せふりさんじょうぐうのいしとうろう

資料解説

元禄10年(1697)の脊振山上宮弁財天石宝殿再建時に奉納された52基の石灯籠のひとつで、本野數馬組 侍中より寄進されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 石灯籠
名称 脊振山上宮の石灯籠(せふりさんじょうぐうのいしとうろう)
所在地 脊振町 服巻 (国有林野)
場所 脊振山頂上宮弁財天参道沿いに位置する。
年代 江戸 元禄10年 (1697年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 42

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎部は埋没のため詳細不明。竿部は、上端・中位・下端に節を持つが隆起は低く1~2条の沈線により区分される。中台は六画形で、上面に火袋と連結する低い糞部を持つ。火袋はコンクリート製に改変され、三面に四角及び三角形の火口を持つ。笠部は、器高が高く明瞭な蕨手を持つ。宝珠は欠損している。
現状 宝珠と笠部の蕨手の一部は欠損する。火袋は、コンクリート製となっている。
背景・由来・伝承 鍋島綱茂公による脊振山上宮弁財天石宝殿改築記念として寄進された52基の石灯籠のひとつ。
特記事項
規模 【全体規模】高:167.0㎝、幅:58.0㎝
材質 安山岩、火袋はコンクリート
製作・建立者 寄進者:本野數馬組 侍中
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿部】 
     奉寄進 石燈籠一基
      肥前州 脊振山上宮
    大辨財天 御寶前
     元禄第十丁丑年八月吉旦
            本野■馬組
              侍中
 

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

place位置情報