脊振山上宮の石灯籠
せふりさんじょうぐうのいしとうろう

資料解説

元禄11年(1698)の脊振山上宮弁財天石宝殿再建時に奉納された52基の石灯籠のひとつです。寄進者として鍋嶋内記組 侍中と記されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 石灯籠
名称 脊振山上宮の石灯籠(せふりさんじょうぐうのいしとうろう)
所在地 脊振町 服巻 (国有林野)
場所 脊振山頂上宮弁財天参道沿いに位置する。
年代 江戸 元禄10年 (1697年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 41

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎部は平面六角形で、竿部は上下端の節は不明瞭で、中位の節は2条の沈線により区画する。中台は器高が他の石灯籠に比して高い。火袋はコンクリート製に変わっており、長方形・丸形・三角形の火口を持つ。笠部は器高が高く大きく隆起して突出する6箇所の蕨手を持つ。宝珠は請花は無い。
現状 笠部の一部欠損。火袋がコンクリート製に変わる。
背景・由来・伝承 鍋島綱茂公による脊振山上宮弁財天上宮石宝殿改築記念として寄進された52基の石灯籠のひとつ。
特記事項
規模 【全体規模】高:195.0㎝、幅:53.0㎝
材質 安山岩、火袋はコンクリート
製作・建立者 寄進者:鍋島内記組 侍中
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿部】 
     奉寄進 石燈籠一基
     肥前州脊振山上宮
    大辨財天 御寶前
     元禄第十丁丑年八月吉旦
        鍋嶋内記組
           侍中

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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