脊振山上宮の石灯籠
せふりさんじょうぐうのいしとうろう

資料解説

元禄10年(1697)の石宝殿再建時に奉納された52基の石灯籠のひとつです。竿に寄進者6名の名が刻まれています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 石灯籠
名称 脊振山上宮の石灯籠(せふりさんじょうぐうのいしとうろう)
所在地 脊振町 服巻 (国有林野)
場所 脊振山頂上宮弁財天参道沿いに位置する。
年代 江戸 元禄10年 (1697年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 29

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 ほぼ全体が残存するが。宝珠を欠損し、火袋はコンクリート製となっている。笠は、蕨手が明瞭で高さが低い型式である。中台の請花は全体の2/3ほどの高さを持つ。竿部は、上下端部と中位に節を持つ。中位の節は緩やかに盛り上がり低く2条の沈線で表現している。基礎部は、埋没のため詳細は不明である。
現状 火袋はコンクリート製に変わっている。宝珠は一部欠損する。
背景・由来・伝承 鍋島綱茂公による上宮石宝殿改築記念に寄進された52基の石灯籠のひとつ。
特記事項
規模 【全体規模】高:177.5㎝、幅:76.0㎝
材質 安山岩、火袋はコンクリート
製作・建立者 寄進者:坂部文右衛門正甫・■原■右衛門□好・永山■右衛門■■・■■■■■門元延・■■■■衛門長甫・■■■■衛門■■
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿部】 
     奉寄進石燈籠 一基
     肥前州脊振山上宮
    大辨財天 御寶前
     元禄十丁丑年六月吉旦
         坂部文右衞門正甫
         ■原■右衞門■好
         永山■右衞門■■
         ■■■■■門元延
         ■■■■衞門長甫
         ■■■■衞門■■

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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