稲荷社塔
いなりしゃとう

資料解説

自然石を持ちいた尖塔形の石塔で、正面に「稲荷社」と彫られています。文化11年(1814)に3名施主により造立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 文字塔・信仰形態 > 稲荷信仰
名称 稲荷社塔(いなりしゃとう)
所在地 神埼町 本告牟田 池辺田
場所 池辺田公民館
年代 江戸 文化11年 (1814年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 4338

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・塔身で構成される。基礎は、平面方形の一石造りで、正面に斜め方向に連続する矢穴が認められる。正面に右側には、3名の施主名が彫られているが判読しがたい。塔身は、頭部が細く尖る不正尖塔形で、底面側が最も幅が広く、直線的に中心部に向かって細くなり、中位より上部方向に突出する。頭部は不正形でやや丸みを持って隆起している。正面に長方形の額を設け「稲荷社」と彫られる。側面形は、自然石の形状を残し、断面形は不正方形状である。正面側はが内湾気味で、頭部はやや前方に傾斜する。右側面は、荒割面を大きく形成し、中央部に紀年銘が彫られている。裏面は素材の自然石の形状を大きく残している。
現状 基礎と塔身の接合部はコンクリートで補強されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:85.0cm・ 幅:38.5cm・ 奥:32.0cm
材質 安山岩
製作・建立者
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【塔身正面】
 稲荷社
【基礎正面】
 施主
  ■■■■■
  石井夘■■
  石井■■■
  村 中

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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