構造特徴・概要 |
基礎・塔身で構成される。基礎は、平面方形の一石で、やや赤みを帯びる石材を用いている。塔身は、正面形が不正長方形状で、正面中央部に長方形の額を設け「猿田彦大神」と彫られる。額の外側の左右には、紀年銘が彫られる。額の上部には、月と日を表す円文が左右に彫られている。側面形は、頭部が細く尖り、基部側は厚い、三角形状の形状を持つ。右側面は、素材の分割面を大きく残し、基部側に整形加工痕が認められ、素材を分割する矢穴が残る。左側面は分割面を荒加工され凹凸が残るり、矢穴が残る。裏面は、やや丸みを持ち、上半部は分割面を残し、右側辺部と基部側に整形加工痕が残る。 |
規模 |
【全体規模】高:92.0cm・ 幅:51.0cm・ 奥:34.0cm |
銘文 ※1、※2 |
【塔身正面】 享和二壬戌年 猿太彦大神 正月吉日當邑中 |