三界萬霊地蔵尊像
さんかいばんれいじぞうそんぞう

資料解説

三界萬霊地蔵尊塔で、現貞という僧が願主となり宝暦8年(1758)に建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界萬霊地蔵尊像(さんかいばんれいじぞうそんぞう)
所在地 神埼町 尾崎 尾崎西分
場所 馬場ボディー西
年代 江戸 宝暦8年 (1758年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3613

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇は方柱形の竿石を3段に組む。三段目に杯状穴が認められる。基礎は、一石造りの平面方形で、上半部に単弁の蓮弁を廻らし子葉と間弁が付く反花座である。右側面に年号を左側面に願主名を刻んでいる。竿は方柱形で正面に花頭文様の額を設け「三界萬霊等」と薬研彫りで彫られる。蓮華座は、平面円形で単弁の蓮文を二段に魚鱗葺きし間弁が付く。蓮肉は円形状に上方に突出する。像は、丸彫りの地蔵菩薩坐像で、剃髪で衲衣を纏い脚を結跏趺坐に組む。頸部で破損している。脚上で宝珠を掲げる。
丸彫りの座像。南面している。
現状 頭部は頸部で折損する。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:169.0㎝・ 幅:95.0㎝・ 奥:95.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 願主:現貞
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【柱正面】
 三界萬霊等

【柱右】
 寳暦八寅天三月吉日

【基礎正面】
 神崎郡
 東尾崎
  村中
 願主現貞

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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