構造特徴・概要 |
基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇は方柱形の竿石を3段に組む。三段目に杯状穴が認められる。基礎は、一石造りの平面方形で、上半部に単弁の蓮弁を廻らし子葉と間弁が付く反花座である。右側面に年号を左側面に願主名を刻んでいる。竿は方柱形で正面に花頭文様の額を設け「三界萬霊等」と薬研彫りで彫られる。蓮華座は、平面円形で単弁の蓮文を二段に魚鱗葺きし間弁が付く。蓮肉は円形状に上方に突出する。像は、丸彫りの地蔵菩薩坐像で、剃髪で衲衣を纏い脚を結跏趺坐に組む。頸部で破損している。脚上で宝珠を掲げる。 丸彫りの座像。南面している。 |
規模 |
【全体規模】高:169.0㎝・ 幅:95.0㎝・ 奥:95.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【柱正面】 三界萬霊等
【柱右】 寳暦八寅天三月吉日
【基礎正面】 神崎郡 東尾崎 村中 願主現貞 |