構造特徴・概要 |
現状、基礎・竿・中台・鴈部・屋根で構成される。基礎は、六角形で上半部に単弁で子葉を持つ反花を廻らす。竿は、六角柱で各面に用端部に梵字と僧名をその下に銘文が線彫りされている。中台は平面円形で、線彫りで連弁が彫られる。底面は四角形に整形されている。龕部は六体の地蔵菩薩立像を半肉彫りする。笠部分には屋根が組み合わさっており、入母屋造りの屋根である。本来の組み合わせではなく、3基以上の石塔の部材を組み合わせている。 |
現状 |
2基以上の石塔の部材を組み合わせている。地蔵6体の内3体の顔部分が欠損している。 |
規模 |
【全体規模】高:152.0㎝・ 幅:60.0㎝・ 奥:60.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【竿①面】 (キリーク) ■■■衆禅師■■禅門 梵字 ■■■大禅師道尊禅門 ■■■■禅師宗鑑禅門
【竿②面】 (不明) 通暦能■憂座■■■記室禅師観志禅門 梵字 記室禅師妙裕禅尼 ■■定乗■■厳人 有座禅師妙■禅尼
【竿③面】 (ウーン) 梵字 「判別不能」
【竿④面】 (サン) 我茅少衆生珎■智藏禅師教■禅門 梵字 ■■衆禅師妙■禅尼 皆其盛通道■■記室禅師中座禅門
【竿⑤面】 (アン) 實嚴明■志正通上座悉明徳嚴 梵字 ■■■禅■妙忍禅門 倉■金■ 拾次 十二月日
【竿⑥面】 (カク) 應■宗永禅門 梵字 浄玄禅門 浄金禅門願■■■ ■忍禅尼 |