榎観世音菩薩像塔
えのきかんぜおんぼさつぞうとう

資料解説

安永5年(1776)に建立された観音菩薩立像で、権現堂の観音菩薩と呼ばれています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 観音菩薩
名称 榎観世音菩薩像塔(えのきかんぜおんぼさつぞうとう)
所在地 神埼町 神埼 一丁目
場所 馬場川左岸(権現堂)
年代 江戸 安永5年 (1776年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3326

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基礎は、平面方形で反花座で中央部が楕円形状に膨らみ先端部が反る単弁の蓮弁で、料を持つ間弁が付く。下半部の側面は素文である。上面は方形に仕上げられ竿が乗る。竿は方柱形で、頭部は角を丸く整形する。正面に額を設け「榎観世音菩薩」と左右側面には年号が彫られる。蓮華座は、素弁の蓮文を魚鱗葺きに廻らし、蓮肉は円形状に突出する。上面には塔身を建てる角を切っ田方形の窪みを設ける。塔身は丸彫りの観音菩薩立像で、頭に宝冠を被り宝冠の正面には舟形光背を持つ化仏坐像を付す。額には白毫があり、右手は与願印に結び、左手に蓮華を掲げている。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:154.5㎝・ 幅:53.0㎝・ 奥:51.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面
 榎觀世音菩薩
【左面】
 二月吉祥日願主敬白
【右面】
 寔安永五龍集丙申

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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