構造特徴・概要 |
基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇の一段目は現在コンクリート造りとなっており、二段目は方柱形の竿石を組んでいる。基礎は、平面方柱形で上半部に反花を持つ。反花は単弁の蓮弁で子葉と間弁が付く。下半部の各面は素文である。上面に竿を建てる。竿は、方柱形で正面に花頭文様の額を設け「奉建立」と薬研彫りで彫られる。左右側面には年号と建立者名が刻まれ、裏面には大正5年に新たに16名の人名が刻まれている。蓮華座は平面円形で単弁の蓮弁を魚鱗葺きする。蓮肉部は明瞭に上方に突出する。塔身は地蔵菩薩像であるが、胸部より下位は失われている。 |
規模 |
【全体規模】高:154.0㎝・ 幅:83.0㎝・ 奥:83.0㎝ |
製作・建立者 |
宮治杦弥・松山善助・杦山久米右衛門・福井善八・豆田弥平次・井上次助・杦山又次郎・杦山八太夫・豆田新三郎 |
銘文 ※1、※2 |
【竿正面】 奉建立
【竿左面】 井上次助 杦山文次郎 三月吉日 杦山八太夫 豆田新三郎
【竿右面】 宮治杦弥 松山善助 元文四己未年 杦山久米右衛門 福井善八 豆田弥平次
【竿裏面】
大正五年十二月 宮地士一友 碇久蔵杦山弥三郎杦山喜六 金屋林三島夘吉綿島熊市 木村伊三白木君吉深川政夫 嘉村宇太郎綿島貞吉綿島鶴太郎 碇常吉杦山又次郎坂井テン |