大乗妙典三部塔地蔵菩薩像
だいじょうみょうてんさんぶとうじぞうぼさつぞう

資料解説

大乗妙典写経塔で「繁誉浄栄居士・超誉壽勝大姉」の菩提を供養するために享保1年(1716)に宮永六郎右衛門と直塚次郎左衛門が施主となり建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 大乗妙典三部塔地蔵菩薩像(だいじょうみょうてんさんぶとうじぞうぼさつぞう)
所在地 神埼町 志波屋 志波屋
場所 下志波屋・お薬師さん南
年代 江戸 享保1年 (1716年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 2079

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇は方柱形の竿石を方形に組み、前面部に多数の杯状穴が見られる。基礎は平面方形で一石で上半部に反花を持つ。竿は方柱形で上端部は角を丸く整形加工する。正面に花頭文様の枠を設け銘文を彫る。蓮華座は平面円形で単弁の連弁を二段に配している。蓮肉は明瞭に突出し上面は円形に整形されている。塔身は、立像の地蔵菩薩像で両手を欠損しており持物は不明である。
現状 頸部で破損し補修されている。両で首より先は欠損する。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:193.5㎝・ 幅:82.0㎝・ 奥:79.5㎝
材質 安山岩
製作・建立者 施主:宮永六郎右衛門・直塚次郎左衛門
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面】
 奉書■大乗妙典三部為二世安楽

【左面】 
  享保元丙申年
 國豊氏安容■不起家門繁栄村中安全
  十月吉祥日

【右面】
 為繁誉浄栄居士菩提
 為超誉■勝大姉菩提

【裏面】
 施主 宮永六郎右衛門
     直塚次郎左衛門

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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