構造特徴・概要 |
志波屋地区の鰐神社に建つ鳥居で、笠木・島木・貫・額束・柱・亀腹で構成される明神鳥居である。笠木と島木は二本継で、柱部分で外上方に反はじめ、鼻は襷墨に切り落とす。貫はだんめん長方形で、柱より外側に突出する。島木と貫の間に「鰐大明神」と彫られた額束を立てる。柱は一石でほぼ垂直に立てられる。上端部の島木を受ける部分に台輪が作り出されている。右側の柱に年号が、左側の柱に建立者名が彫られる。基礎には亀腹が置かれる。亀腹の上面には杯状穴が多数残されている。 |
規模 |
【全体規模】高:287.0㎝・ 幅:345.0㎝・ 奥:34.0㎝・ 直:38.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【額束】 鰐大明神
【左柱】 本邑荘年皆擧立之糀屋中野慶蔵
【右柱】 文政十年龍舎丁亥孟夏穀旦 |