構造特徴・概要 |
基礎・竿・中台・火袋・笠で構成される。竿を除き六角形の燈籠である。基礎は、反花を持ち器高が高く、上面に円形の受座を持つ。竿は円筒形で節を持つ。中央部の節は丸みを持ち上下2段に付く。中央の節上下に銘文を彫る。中台は、下部に連弁を持ち、上部に6面の面を持つ。各面には装飾等は施されない。火袋は6角形で火口窓は丸・無・丸・四角・四角・三角である。笠は、天井部が丸く整形加工され、太く短い蕨手が6か所付く。天井部に宝珠が付くが欠損している。銘文に、「長源院殿目能大神儀 御塔前」とあり、長源院の墓前に奉納された石燈籠である。 |
銘文 ※1、※2 |
【竿正面】 堀 偖之助 長源院殿目能大神儀 施主 樋口良衞門 御塔前 田代喜左衞門 【竿右面】 謹奉備石燈籠一基 寛文元辛丑七月十三日 |