構造特徴・概要 |
旧仁比山道沿いに立つ道しるべ観音像である。基壇・基礎・竿石・蓮華座・塔身で構成される。竿石2本を組んで基壇とし、平面四角形の基礎を置く。棹石は断面四角形で正面に額を彫り銘文を刻む。棹上に円形の受花を乗せ立像で舟形の向背を持つ観音菩薩像の塔身を乗せる。頭上に宝冠を戴き、左手に蓮華を持つ。棹石正面に「南無観世音菩薩」、左側面には道しるべを刻んでいる。 |
背景・由来・伝承 |
旧仁比山道(脊振往還)の脊振と八天神社に分かれる分岐点に立つ道しるべの観音である。 |
規模 |
【全体規模】高:144.0・㎝幅:62.5㎝・奥行:55.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【正面】 寛政十二年庚申 南無観世音菩薩 六月吉祥日 【左面】 仁比山 右 山王みち若者中 女人中 左 菩大寺みち |