構造特徴・概要 |
本殿裏に位置する花崗岩の巨岩が折り重なる部分より湧き出ている。花崗岩の自然石を利用した水受けが置かれる。湧水部分の上部の岩面に梵字(バーンク)が彫られる。隣接し多数の石像の猿が祀られている。 |
背景・由来・伝承 |
慈覚大師が国家安泰祈願の折、岩に水なる梵字を彫ったところ、清らかな水が湧き、土中より日吉宮と書かれた石額面を掘りだしたといわれる。古くより、山王さんの水として親しまれ、内臓が弱い人は当神社の神符をこの清水と一緒に拝飲すれば、神威増し回復に向かうという。また、初宮詣の子供の口につけ、長寿・無病息災を祈願する。さらに、石猿に水をかけ願いを唱えると叶えるといわれる。 |