構造特徴・概要 |
現在、県道三瀬・神埼線の通称「観音峠」と呼ばれる場所に位置する。県道沿いの花崗岩の崖面地上約4mに位置する。径71.0cmの円光内に半肉彫りされた、坐像の観音像を彫る。宝冠を頂き、定印を結び、宝珠を持っている。 仁王門より背振に至る道は、城原川沿いに幅約1mほどの崖道で、磨崖仏の位置が峠となってた。この峠は、安政5年(1858)の絵図では、「わに口」と記され、明治以降に「観音峠」よ呼ばれている。 製作年代は不明であるが、現在、天保4年(1834)銘がある香台があり、本来の位置を保っていれば、磨崖仏の年代が推定可能である。 |
現状 |
地上からの高さは県道により変わっているが、磨崖仏自体は欠損等は無く、保存状態は良い。 |
背景・由来・伝承 |
地元では、昔、洪水があり犠牲になった人を鎮める(慰霊)するために祀られたと伝える。 |
規模 |
【全体規模】高:73.0㎝、 幅:71.0㎝、 奥:8.5㎝ |
祭・行事 |
12月に祭りを実施、現在は11月初めに行われている。 |