構造特徴・概要 |
標高426mの神奈備形の山である土器山をご神体とする神社で、頂上直下に上宮、中腹に菩提寺が、山麓に下宮となる八天神社が鎮座する。祭神は、火の神迦具土神を祭神とする。開山は、養老五年行基菩薩と伝える。八天狗信仰の山として、修験道の道場として栄えている。上宮には、磐座である巨岩があり、二つの巨岩の間に多数の素焼きの小皿が見られる。上宮に複数の巨岩が存在し、その周辺では祭祀の跡を物語る土師器小皿が認められる。中宮となる菩提寺は、御神体となる巨岩に不空羂索観音と不動明が彫られ磨崖仏である。山中には、親不孝岩・胎内くぐり岩と呼ばれる巨岩が見られ、修験道の活動を知ることができる。 |
祭・行事 |
祈念祭:1月4日 例祭:10月24日 中祭:1月24日 |