構造特徴・概要 |
基壇・中台・基礎・塔身・屋根で構成される石祠である。基壇・中台・基礎は後世に新調・転用されたものである。基壇は、切り石を三段に積み上部に平面方形の中台が乗る。基礎は平面方形の一石で、正面下端部に左右二カ所の方形の穴があるが、用途は不明である。塔身は一石で室を彫り、左右に扉が付き、正面奥に恵比寿像を肉彫りする。岩座に左足を下げ右足を組み座り、烏帽子を被り狩衣・指貫を纏う。左脇に鯛を抱えている。置く壁面には前面に鑿による整形打痕がある。屋根は入母屋造りである。 |
規模 |
【全体規模】高:210.0㎝・ 幅:85.0㎝・ 奥:82.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【本体左面】 元治元年 子七月吉日 下崎津中 【基礎正面】 昭和五年二月 |