天照大神宮塔
あまてらすだいじんぐうとう

資料解説

塔身は、延宝7年(1679)に末次七右衛門他10名により造立された伊勢講碑で、明治39年に5名の出生軍人により基壇が寄進され再建されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 文字塔・信仰形態 > 伊勢信仰
名称 天照大神宮塔(あまてらすだいじんぐうとう)
所在地 千代田町 下西 仁戸田
場所 上仁戸田権現神社内
年代 江戸 延宝7年 (1679年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 6867

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・塔身で構成される。基壇は間地石積で4段に積まれ竿石を方形に組み縁石を組む。基礎は、2段に組まれ、下段は切り石の竿石を方形に組み、上部に平面方形の一石造りの基礎を置く。上部の基礎正面には、塔身は、不正形な楕円形状で頭部は丸く、下端は細く尖る。正面中央部に「天照大神宮」の神号が、その左右に紀年銘が彫られている。塔身正面下部には、11名の施主名が彫られている。明治39年に再建された寄進者名が彫られ、前面に昭和12年に寄進された花瓶が置かれている。側面から裏面は、素材の形状を大きく残している。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:273.5cm・ 幅:148.0cm・ 奥:137.0cm
材質 安山岩
製作・建立者 塔身:末次七右衛門・坂井市右衛門・三島弥次右衛門・相原吉兵衛・坂井九兵衛・槙彦衛門・福地次兵衛・平野佐右衛門・平田四左衛門・納富平七郎・■■■■■
基礎:出生軍人 井手與作・中島夘平・野中栄七・井手喜作・中島和作
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【塔身正面上部】
  延宝七己未載
 天照太神宮 甲中
  二月吉日良辰
【塔身正面】
 末次七右衛門
 坂井市良右衛門
 三島弥次右衛門
 相原吉兵衛
 坂井九兵衛
 槇彦右衛門
 福地次兵衛
 平野佐右衛門
 平田四左衛門
 納富平七郎
 ■■■■■
【花瓶正面】
 寄進
【花瓶左面】
  上仁戸田
 勲七等
  井手與作
【花瓶右面】
 昭和十二年
   八月十八日
【基礎①面】
 之ヨリ下寄進者出征軍人
      井手與作
      中島卯平
      野中栄七
      井手喜作
      中島和作
 明治三十九年
     十一月吉日

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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