構造特徴・概要 |
基壇・基礎・塔身で構成される。基壇は間地石積で4段に積まれ竿石を方形に組み縁石を組む。基礎は、2段に組まれ、下段は切り石の竿石を方形に組み、上部に平面方形の一石造りの基礎を置く。上部の基礎正面には、塔身は、不正形な楕円形状で頭部は丸く、下端は細く尖る。正面中央部に「天照大神宮」の神号が、その左右に紀年銘が彫られている。塔身正面下部には、11名の施主名が彫られている。明治39年に再建された寄進者名が彫られ、前面に昭和12年に寄進された花瓶が置かれている。側面から裏面は、素材の形状を大きく残している。 |
規模 |
【全体規模】高:273.5cm・ 幅:148.0cm・ 奥:137.0cm |
製作・建立者 |
塔身:末次七右衛門・坂井市右衛門・三島弥次右衛門・相原吉兵衛・坂井九兵衛・槙彦衛門・福地次兵衛・平野佐右衛門・平田四左衛門・納富平七郎・■■■■■ 基礎:出生軍人 井手與作・中島夘平・野中栄七・井手喜作・中島和作 |
銘文 ※1、※2 |
【塔身正面上部】 延宝七己未載 天照太神宮 甲中 二月吉日良辰 【塔身正面】 末次七右衛門 坂井市良右衛門 三島弥次右衛門 相原吉兵衛 坂井九兵衛 槇彦右衛門 福地次兵衛 平野佐右衛門 平田四左衛門 納富平七郎 ■■■■■ 【花瓶正面】 寄進 【花瓶左面】 上仁戸田 勲七等 井手與作 【花瓶右面】 昭和十二年 八月十八日 【基礎①面】 之ヨリ下寄進者出征軍人 井手與作 中島卯平 野中栄七 井手喜作 中島和作 明治三十九年 十一月吉日
|