構造特徴・概要 |
基壇・基礎・塔身で構成される。基壇は基底部に安山岩製の石組が見られその上部に二段の切り石積の構造を持つ。上部に平面方形の中台状の台座を置く。基礎は一石の平面方形である。基壇・基礎は、昭和10年に個人により再建されたものである。塔身は、自然石形の光背が付き岩座に座る恵比寿像である。台座は、不正形な岩座で正面に岩文を施している。光背は、不定形な自然石形で上端部は不正形に尖る。断面系は三角形状で、素材の形状を大きく残している。像は、左足を降し右足を組み岩座に座る。頭に烏帽子を被り烏帽子正面には宝珠文がある。狩衣・指貫を付け、脚には脛当が見られる。頸部に烏帽子の紐を結び、腰に帯の結びが見える。左脇に鯛を抱え、右手は竿を持つ形に結んでいる。 |
規模 |
【全体規模】高:54.0㎝・ 幅:43.0㎝・ 奥:27.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【基礎裏面】 昭和十年十一月十二日建設 末次勝次郎 |