構造特徴・概要 |
方形の基礎石上に方柱形の竿を建てる、蓮華座に丸彫りの地蔵菩薩坐像が乗る。基礎の正面に三界萬霊と年号を彫る。竿の正面にも「三界萬霊等」と彫られている。蓮華座は平面円形で単弁の蓮華と間弁を組み合わせる。像本体は、法衣を纏い膝上で定印を組み宝珠を持つ。頭部は後補で、コンクリートで接合されている。形から胸にかけて赤色の彩色が認められる。 |
現状 |
基礎と基壇石は年号より別の石塔と思われる。像身ともに全体的に風化が進んでいる。頭部は後補で、コンクリートで補強されている。 |
規模 |
【全体規模】高:120.5㎝・ 幅:42.5㎝・ 奥:44.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【基礎正面】 三界萬霊等 【基礎右面】 于時 寛政二庚戌天三月廿四日 【基壇正面】 享保十七壬子 三界萬霊 三月吉祥■ |