三界万霊塔地蔵菩薩像
さんかいばんれいとうじぞうぼさつぞう

資料解説

竿と基礎に「三界萬霊」と刻まれる地蔵菩薩坐像です。基礎と竿にそれぞれ年号があり、本来は二つの万霊塔であったものが組み合わさっています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界万霊塔地蔵菩薩像(さんかいばんれいとうじぞうぼさつぞう)
所在地
場所
年代 江戸 寛政2年 (1790年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 703

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 方形の基礎石上に方柱形の竿を建てる、蓮華座に丸彫りの地蔵菩薩坐像が乗る。基礎の正面に三界萬霊と年号を彫る。竿の正面にも「三界萬霊等」と彫られている。蓮華座は平面円形で単弁の蓮華と間弁を組み合わせる。像本体は、法衣を纏い膝上で定印を組み宝珠を持つ。頭部は後補で、コンクリートで接合されている。形から胸にかけて赤色の彩色が認められる。
現状 基礎と基壇石は年号より別の石塔と思われる。像身ともに全体的に風化が進んでいる。頭部は後補で、コンクリートで補強されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:120.5㎝・ 幅:42.5㎝・ 奥:44.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【基礎正面】
三界萬霊等
【基礎右面】
于時 寛政二庚戌天三月廿四日
【基壇正面】
享保十七壬子
三界萬霊
三月吉祥■

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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