構造特徴・概要 |
基礎・竿・中敷・蓮華座・塔身で構成される。基礎は断面長方形で上部が下部より幅が狭くなっている。竿は、方柱形で正面に額を設け「三界萬霊等」と彫られる。右側面に年号を、左側面に願主と施主名が彫られている。正面以外の各側面上部には円文の中に梵字がある。中敷茄子は、平面方形で側面は丸く整形加工される。現状正面向かって左側面に格座間があり花文が彫られている。蓮華座は、素弁の蓮弁を魚鱗葺きに配し、下面は円形状に突出する。塔身は丸彫りされた地蔵菩薩坐像で、剃髪で白毫があり、法衣を纏う。組んだ脚上で両手で宝珠を掲げる。頸部には三道がある。全体に精緻な加工がされている。 |
規模 |
【全体規模】高:179.0㎝・ 幅:45.0㎝・ 奥:45.0㎝ |
製作・建立者 |
願主:國部長右衛門・城野勘兵衛 施主:國部利兵衛・野中覚太夫 |
銘文 ※1、※2 |
【基礎下右面】 明和八辛卯七月十日
【基礎下正面】 三界萬霊等
【基礎下左面】 願主國部長右衛門 城野勘兵衛 施主國部利兵衛 野中覚太夫 |