構造特徴・概要 |
基礎・竿・中台・龕部・笠で構成される。基礎と竿は断面方形で、竿は上部側が細くなる。各四面の上半部に円を描き梵字が線刻されている。中台は平面円形で上面中央部に顔部を組み円形の突出部がある。下部は竿に組み合わさる湯王方形に整形加工される。下半部に線刻で単弁の蓮弁を彫り間弁が付く。龕部は、下部に蓮華座を持ち、立像の地蔵菩薩像を肉彫りする。笠は、平面六角形で、軒先部は横線で境界を表現する。屋根部は湾曲を持ち、上端部に宝珠が付く。龕部の石材のみ茶色身を帯びた石材を用いている。 |
規模 |
【全体規模】高:157.5㎝・ 幅:47.0㎝・ 奥:53.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【基礎1正面】 ■■郎 梵字「アク」 ■四郎 傳九郎
天文十三年甲辰十一月十四日
【基礎左面】 福島庵 梵字「カーン」 ■銀■ ■■丸 修理亮
【基礎1右面】 梵字「アク」
【基礎裏面】 ■左エ門 梵字「タラーク」 ■■■ 作■■ ■三■門
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