脊振山上宮の石灯籠
せふりさんじょうぐうのいしとうろう

資料解説

元禄10年(1697)の石宝殿再建時に奉納された52基の石灯籠のひとつです。寄進者とし鍋嶋大和藤原道紹の名が記されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 石灯籠
名称 脊振山上宮の石灯籠(せふりさんじょうぐうのいしとうろう)
所在地 脊振町 服巻 (国有林野)
場所 脊振山頂上宮弁財天参道沿いに位置する。
年代 江戸 元禄10年 (1697年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 76

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎は平面六角形で反花を施す。竿部は上下と中位に節を持つ。中位の節は2条の凹線で区画され隆起は小さい。中台は六角形で3面に格座間を施す。火袋は六角形で長方形・円形・三角形の火口を持つ。笠部は六角形で器高が高く、外側に大きく突出する蕨手を持つ。6箇所のうち4箇所は欠損する。宝珠は低い伏鉢と請花に円形の宝珠が付く。
現状 笠の蕨手の一部を欠損し、火袋はコンクリート製に変わっている。
背景・由来・伝承 鍋島綱茂公による脊振山上宮弁財天を石宝殿に改築の際、52基の石灯籠を寄進したうちの1基。
特記事項
規模 【全体規模】高:258.0㎝、径:100.0㎝
材質 安山岩、火袋はコンクリート
製作・建立者 寄進者:鍋嶋大和藤原道紹
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿部】
 肥前州脊振山     奉寄進石燈籠両基
 上宮大辨才天     御寶前
 元禄十年丁丑八月吉日 鍋嶋大和藤原道紹敬白

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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