三界萬霊地蔵菩薩像
さんかいばんれいじぞうぼさつぞう

資料解説

三界萬霊地蔵尊塔で、正徳2年(1712)に建立されています。なお、昭和11年に改修されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界萬霊地蔵菩薩像(さんかいばんれいじぞうぼさつぞう)
所在地 神埼町 枝ヶ里 協和町
場所 明正寺駐車場横
年代 江戸 正徳2年 (1712年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3967

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基礎は、一石造りの平面方形で、城南部に単弁で子葉が付く反花を配する。下半部の正面には格座間を設ける。竿は、方柱形で正面に花頭文様の額を設け「三界萬霊」と彫られる。左右側面に銘文がある。また、裏面には本石塔の改修を伝える銘文が刻まれる。蓮華座は、平面円形で単弁の蓮文を魚鱗葺きし間弁が付く。上面には塔身を建てる窪みを設けている。塔身は丸彫りの地蔵菩薩立像で、剃髪で衲衣を纏う。右手は欠損し、左手に宝珠を掲げる。
現状 頭部は頸部で折損する。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:204.5㎝・ 幅:59.0㎝・ 奥:58.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面】
 三界萬霊

【左面】
 正徳二壬辰天
     前永平傅法淨土現住石堂叟誌
 八月初九日

【右面】
 本願
      若干人
 助力

【裏面】
 昭和十一年九月改修
      寄附者人名
       淸流弘道
       西村勝一
       太田平太郎
       百田綱吉
       大井萬次

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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