構造特徴・概要 |
基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基礎は平面方形の一石造りで、上半部に単弁の蓮弁に子葉と間弁が付く反花座である。上面は、方形で小さく突出する面を造り出す。下半部の正面と左右側面には30名の願主名が刻まれている。基礎の下にはほうちゅ系の竿石を組んでいる。竿は、方柱形で正面に深めに彫られた花頭文様の額を設け「延命大菩薩」と竹彫りにより彫られている。右側面には年号を、左側面には願主・建立者名が刻まれている。蓮華座は、平面円形で単弁の蓮弁を配し間弁が付く。塔身は丸彫りの地蔵菩薩立像で、剃髪で白毫が付く。の衣を纏い右手は欠損するが、左手には宝珠を掲げている。足元の台座は正面と左右側面に面を持ち、裏面は丸く整形している。 |
規模 |
【全体規模】高:203.0㎝・ 幅:72.0㎝・ 奥:61.0㎝ |
製作・建立者 |
勝茂山圓福寺十三世衍譽上人大和尚 願主:30名がきされる |
銘文 ※1、※2 |
【柱部正面】 延命大菩薩
【柱部左】 勝茂山圓福寺十三世 衍譽上人大和和尚
【柱部右】 享保十三申五月廿四日
【基礎石正面】 横町願主 ■永市之承 助力人 荒木文右衛門 同人母儀 馬場嘉兵衛 ■木吾右衛門 同人母儀 ■■■■衛門 森永平八 吉田平右衛門 ■■■■■■ 北(?)山二郎右衛門 同人内儀
【基礎石左面】 東(?)馬場 小林新平 成松与四兵衛
四日町 深堀武兵衛
土井土 田中平兵衛 貞包長■衛門 栗原伊左衛門 南里甚右衛門 地主中
【基礎石右面】 ■■■■■■■ ■■■■■■七 ■田佐助
東町 牟田■次兵衛 同人内儀 平方■右衛門 同人内儀 同住■左衛門 八日町内儀 川頭与(?)次右衛門 同人内儀 |