延命大菩薩地蔵尊像
えんめいだいぼさつじぞうそんぞう

資料解説

延命大菩薩と竿に彫られる地蔵菩薩像塔です。享保13年(1728)に建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 延命大菩薩地蔵尊像(えんめいだいぼさつじぞうそんぞう)
所在地 神埼町 神埼 二丁目
場所 円福寺山門前
年代 江戸 享保13年 (1728年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3398

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基礎は平面方形の一石造りで、上半部に単弁の蓮弁に子葉と間弁が付く反花座である。上面は、方形で小さく突出する面を造り出す。下半部の正面と左右側面には30名の願主名が刻まれている。基礎の下にはほうちゅ系の竿石を組んでいる。竿は、方柱形で正面に深めに彫られた花頭文様の額を設け「延命大菩薩」と竹彫りにより彫られている。右側面には年号を、左側面には願主・建立者名が刻まれている。蓮華座は、平面円形で単弁の蓮弁を配し間弁が付く。塔身は丸彫りの地蔵菩薩立像で、剃髪で白毫が付く。の衣を纏い右手は欠損するが、左手には宝珠を掲げている。足元の台座は正面と左右側面に面を持ち、裏面は丸く整形している。
現状 像の右手は欠損する。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:203.0㎝・ 幅:72.0㎝・ 奥:61.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 勝茂山圓福寺十三世衍譽上人大和尚
願主:30名がきされる
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【柱部正面】
 延命大菩薩

【柱部左】
 勝茂山圓福寺十三世
   衍譽上人大和和尚

【柱部右】
 享保十三申五月廿四日

【基礎石正面】
 横町願主
 ■永市之承
 助力人
 荒木文右衛門
  同人母儀
 馬場嘉兵衛
 ■木吾右衛門
  同人母儀
 ■■■■衛門
 森永平八
 吉田平右衛門
 ■■■■■■
 北(?)山二郎右衛門
  同人内儀

【基礎石左面】
 東(?)馬場
 小林新平
 成松与四兵衛

 四日町
 深堀武兵衛

 土井土
 田中平兵衛
 貞包長■衛門
 栗原伊左衛門
 南里甚右衛門
 地主中

【基礎石右面】
 ■■■■■■■
 ■■■■■■七
 ■田佐助

 東町
 牟田■次兵衛
  同人内儀
 平方■右衛門
  同人内儀
 同住■左衛門
 八日町内儀
 川頭与(?)次右衛門
  同人内儀

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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