旧古賀銀行神埼支店
きゅうこがぎんこうかんざきしてん

資料解説

旧古賀銀行神埼支店として大正3年に竣工した、洋風外観の木造物で、正面中央に花崗岩の円柱に支えられたペディメントの玄関があり、屋根は桟瓦葺き寄棟造りです。大正時代の佐賀地方の建築文化を知ることができ、旧長崎街道沿いの歴史的建造物として、国登録文化財並びに22世紀に残す佐賀県遺産に登録されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 住宅・産業建造物 > 金融 > 銀行
名称 旧古賀銀行神埼支店(きゅうこがぎんこうかんざきしてん)
所在地 神埼町 神埼 三丁目
場所
年代 大正 大正3年 (1914年)
年代根拠 文書記録による
指定区分 --
資料番号 3351

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 明治18年(1885)1月に設立された古賀銀行の神埼支店として、大正3年(1914)3月21日に新築竣工する。建物は、木造平屋建てモルタル塗の洋風建築で、正面中央に花崗岩の円柱に支えられた切妻造りの玄関ポーチを構える。屋根は、桟瓦葺き寄棟造で、正面中央に半円形のドーマウィンドウが設けられ、大棟の両端に棟飾りが置かれている。外壁は、モルタル洗い出し仕上で、柱と窓の上部に石状の装飾が施されている。内部は客溜まりと執務室が一体となった吹き抜け構造である。客溜まり右手に応接室の小部屋があり、建物南に金庫室が設けられている。設計は、舟木馬之助があたっている。
昭和8年に古賀銀行解散後、福成氏の所有となり、助産院として利用される。後に、歯科医院としても利用され、2階を設けるなど大きく改造された。平成21年に神埼市が購入し、平成29年に銀行支店建築当時の状態に復元された。
現状 復元工事が行われ、一般公開と利用に供されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模
材質
製作・建立者 設計:舟木馬之助
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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