構造特徴・概要 |
櫛田宮参道に建つ肥前鳥居である。笠木と島木は一体となり、三本継で鼻は内傾して切り落とす。貫は、穂断面長方形で三本継で柱の外側に柱間の長さの約1/6ほどの長さ突出する。島木と貫の間に方形の額束を建てる。柱は、三本継で上端の径より基礎側が太くなる。基礎部には亀腹が見られ、上端部に島木を支える台輪状の帯が作り出される。左右の柱中央部に銘文が彫られる。 |
規模 |
【全体規模】高:354.5cm・ 幅:326.0cm・ 奥:70.0cm |
銘文 ※1、※2 |
【右柱】 肥前国神埼村 櫛田宮御宝前 奉造立石鳥居 専祈現世安穏 児孫昌隆 武威勇徳 為除災与楽也
【左柱】 当郡主従五位下鍋島信濃守豊臣朝臣勝茂 願主三根郡中津隈村野口又衛門尉調朝臣 虎房妻女当社執行之千孫也 慶長七年壬寅三月吉日誌焉 |