構造特徴・概要 |
参道入り口に建つ鳥居で、笠木・島木・貫・額束・柱・亀腹で構成される。笠木と島木は三本継で、柱上部付近で反増しが始まり、鼻は襷墨に切り落とす。貫は柱外側に柱中心管の長さの1/3ほどが突出する。柱は一石で、わずかに内転びで建てられる。基礎部には亀腹が置かれ、上端部には島木を支える台輪状の帯が作り出されている。明治17年(1884)に文化元年建立の鳥居に祈願のための銘文が彫られている。 |
規模 |
【全体規模】高:287.0cm・ 幅:370.0cm・ 奥:56.0cm |
製作・建立者 |
施主:講中 座主:櫛山神宮寺学頭坊金剛院現住權大僧都法印義寛 石工:平河宇右衛門 |
銘文 ※1、※2 |
【左柱正面】 銘日 森々松樹下曵々河流東 霊感秋春久神威令右通 施主 曲徑深■莫彩宇浄玲瀧 講中 緇素如雲往永茲仰■崇
【左柱側面】 座主 石工 櫛山神宮寺學頭坊金剛院 平河宇右衛門 現住権大僧都法印義寛
【右柱正面】 明治17年仲冬 真崎市太郎 伏恭以 當社稲荷大明神者経歳茲久四方郷 黨士庶祈願如月浮水無不庚丙霊感 應因驛講中諸子造享此神門而以 奉祈天下奉平國安穏當驛無■如 意圓萬者也
【右柱裏面】 文化元甲子年春王三月吉旦
【中央】 櫛森正一位稲荷大明神
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