正一位稲荷大明神鳥居
しょういちいいなりだいみょうじんとりい

資料解説

文化1年(1804)に建立された鳥居で、笠木と島木は三本継です。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 正一位稲荷大明神鳥居(しょういちいいなりだいみょうじんとりい)
所在地 神埼町 神埼 三丁目
場所 櫛田宮境内
年代 江戸 文化1年 (1804年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3197

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 参道入り口に建つ鳥居で、笠木・島木・貫・額束・柱・亀腹で構成される。笠木と島木は三本継で、柱上部付近で反増しが始まり、鼻は襷墨に切り落とす。貫は柱外側に柱中心管の長さの1/3ほどが突出する。柱は一石で、わずかに内転びで建てられる。基礎部には亀腹が置かれ、上端部には島木を支える台輪状の帯が作り出されている。明治17年(1884)に文化元年建立の鳥居に祈願のための銘文が彫られている。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:287.0cm・ 幅:370.0cm・ 奥:56.0cm
材質 安山岩
製作・建立者 施主:講中
座主:櫛山神宮寺学頭坊金剛院現住權大僧都法印義寛
石工:平河宇右衛門
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【左柱正面】
    銘日
 森々松樹下曵々河流東
 霊感秋春久神威令右通  施主
 曲徑深■莫彩宇浄玲瀧      講中
 緇素如雲往永茲仰■崇

【左柱側面】
 座主                石工
  櫛山神宮寺學頭坊金剛院   平河宇右衛門
  現住権大僧都法印義寛

【右柱正面】
 明治17年仲冬
            真崎市太郎
 伏恭以
 當社稲荷大明神者経歳茲久四方郷
 黨士庶祈願如月浮水無不庚丙霊感
 應因驛講中諸子造享此神門而以
 奉祈天下奉平國安穏當驛無■如
 意圓萬者也

【右柱裏面】
 文化元甲子年春王三月吉旦

【中央】
 櫛森正一位稲荷大明神

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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