地蔵菩薩像
じぞうぼさつぞうとう

資料解説

享保3年(1718)に野中氏永久が願主となり、田中安右衛春永という石工により製作されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞうとう)
所在地 千代田町 下板 下板
場所 神水川橋の北で馬場川の西岸に位置する。
年代 江戸 享保3年 (1718年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 5038

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基礎は平面四角形で反花を持つ。竿は四角形で頭部角部は丸く整形し、4面に花頭文を持つ枠を設け銘文を刻む。蓮華座は円形で上面は平坦に仕上げる。塔身は立像の地蔵菩薩像で右手は錫杖を持つように握り、左手には宝珠を掲げる。頭部が首部分で折れて入り補修がされている。
現状 頭部が首で折れ、セメントで補修される。各部位の接合部はセメントで補強される。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:194.5㎝・幅:59.5㎝・奥行:54.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 願主:野中氏永久
助力:羽根利兵衛・幾人衆等
石工:田中安兵衛春永
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【基礎正面】
 願叺此功德
 普及於一切
 我等興衆生
 皆共成佛道
【基礎左面】
 享保三戊戌天
 正月廿四日
【基礎右面】
 本願主野中氏永久
   波根利兵衛
 助力
   幾人衆等
【基礎裏面】
 石工 田中安兵衛春永

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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