構造特徴・概要 |
仁比山神社の社務所前に建つ鳥居で明神形式の鳥居である。笠木と島木は二本継で柱付近より反上がる。鼻は襷墨に切り落としている。貫は柱より外側に突出している。島木と貫の間に中央部に「日吉宮」と彫られた額束を立てる。柱は柱の径の約1/3ほどの転びがある。基礎部には亀腹があるが、埋没して詳細は不明である。 |
規模 |
【全体規模】高:503.0㎝・ 幅:665.0㎝・ 奥:92.0㎝ |
製作・建立者 |
石工:平川傳三郎安國 助力:長左衛門・辰右衛門 大施主:12名 |
銘文 ※1、※2 |
【額束】 日吉宮 【左柱左面】 石工 平川傳三郎安國 助工 長左衛門 辰右衛門 【右柱左面 下部】 大施主 (12名程氏名が彫られているが判別不能) 【右柱右面から時計回り】 肥前國神埼郡仁比山日吉宮天平元年依 勅開基及 仁明天皇時慈覺大師入唐皈航因過此地興復 神宮為建護國寺不動院為別當仁比二字葢本於 御謚及良岳之名云歳祭在四月申日値申年則大祭 有樂部演播種事用四十八人皆以郷農申年生者充之 其儀仗甲冑衣服等物皆有司辨之在藩之祀典頗 嚴重安政五年土人相謀建石門院主囑余銘之 【左柱右面から時計回り】 銘 白 皇京之鎮 良山鐘神 僻遠仰化 爰以肇? 七猿傳祕 釋日用申 俶載神田 和會郷民 以歌以舞 曲古風淳 祈手勸農 祀典有因 顧在乱世 誰克欽遵 神扶治運 澤被無垠 廼立石門 表敬維新 神之享之 胡福益純 歳次戊午夏六月 國學助教草場? 敬撰並書 【左柱裏面】 別當現住權大僧都法印玄猷 発願小渕村中 |