神埼市歴史まちづくり遺産　１　《鳥羽院古釜地区の百手祭》

2016/07/12

神埼市歴史まちづくり遺産

神埼市歴史まちづくり遺産　『鳥羽院古釜の百手祭』

１　種別　     　 　　文化遺産

２　登録番号　　　　第20－0001号

３　所在地　　　　　神埼市脊振町鹿路　鳥羽院古釜地区

４　所有者・管理者　鳥羽院古釜地区

５　登録年月日　　　平成25年3月17日

遺産の概要

　鳥羽院古釜地区に伝承されている百手祭で、後鳥羽神社で行われる。毎年4月16日に近い日曜日に行われる。

　施主は、古釜地区の各戸持ち回りで行われる。地区住民により、的1個・矢15本が作られ、的は竹せいで六角形に編まれ、半紙を張り表に三日月を書いた紙を、裏に鬼の文字を貼る。

　百手は、後鳥羽神社で行われ、神前に的・弓矢・供物をお供えしお謡いが行われる。お謡い後に、御神酒・しとぎ・いもんかん・ごっくうさんの上に鯖を乗せたもの、花大根の上に豆・塩が乗せられたものをいただく。なお、給仕は全て若い男性が行う仕来りである。

　百手（的射）は、男性のみで一人三本の矢を射る。中央の三日月と裏の鬼にあたれば良い年で健康で過ごすことができるとされる。的射に用いた道具は、境内の巨石上に矢を放ち、弓は折られて巨石上に投げあげ終了する。

　百手終了後は、地区公民館において直会が行われる。