御髪神社の鳥居
みかみじんじゃのとりい

資料解説

出来島地区の御髪神社に建てられた鳥居で、延宝2年(1674)と弘化3年(1846)に建立された鳥居が組み合わさっています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 御髪神社の鳥居(みかみじんじゃのとりい)
所在地 千代田町 迎島 出来島
場所 御髪大明神境内に位置する。
年代 江戸 延宝2年 (1674年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 7349

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 笠木と島木が一体的で、柱・貫と共に三本継の肥前鳥居の特徴を残す。笠木は、柱上部で反はじめ、端部は切り落とす。貫は三本継で、島木との間に「御髪大明神」と彫られた扁額が付く。柱は、三本継でほぼ垂直に建つ。基礎部の亀腹は不明で、上部の島木を支える台輪がある。左右には銘文が彫られるが、右側の銘文は延宝2年(1674)建立の銘文があり、左側の銘文は、弘化3年(1846)に氏子により建立されたことが記されている。
現状 補修が施されており、破損・欠損等は認められない
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:299.5㎝・幅:394.0㎝・奥:46.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 施主:立石藤馬歳玄・立石金治玄之
願主:中嶋彦右衛門尉忠彦・中嶋五兵衛尉忠利
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【右柱正面から時計回り】
 延宝二甲寅歳霜月吉日 敬白
         宮司 源兵衛
        大宮司 民部
      施主 立石藤馬歳玄
          同金治玄之
   ■奉造立石華表肥之
   前州神埼郡出来嶋村
  御髪大明神宮 御寳前
       伏惟
    神通妙應 輝咸光於■坤
    皇風永扇 様大平於朝野
    文武栄達古今福徳流傅家門
    大壇那鍋嶋監物丞藤原朝臣正淑
          家中
       ■郎河野右衞門尉成直
        里 金右衞門尉吉凱
     願主
       中嶋彦右衞門尉忠彦
       中嶋五兵衞尉 忠利
【左柱正面から時計回り】
        迎嶋村
           糀屋儀助
        橋津村糀屋正右衛門
        石工野口次郎右衛門
           中嶋助左衛門
 弘化三丙七月吉日  江頭長左衛門
           中村孫兵衛
    奉再建氏子中 西村五郎兵衛
           平野次兵衛
           真嶋弥太右衛門
           内川軍左衛門
         ■屋内川六右衛門
        姓子中
           内川■左衛門
           碇  又兵衛
           西村太郎右衛門
           西村六郎左衛門
           江頭杢兵衛
           江頭久兵衛
           西村近左衛門
           佐藤次郎右衛門

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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