構造特徴・概要 |
下直鳥地区の王子宮に建つ鳥居で、笠木・島木と貫は三本継で、柱は基部が太く二本継で、肥前鳥居の特徴を残す。笠木・島木の中央部及び貫は新調されている。笠木・島木は、柱上部やや内側より反増し、鼻は襷墨に切り落とす。貫は、柱間間の長さの約1/3程が柱外に突出する。島木と貫の間に額束を建て「王子宮」と彫られた扁額が付く。柱は垂直に建てられ、基礎部に亀腹を置き、上端部には島木を支える台輪が付く。 |
現状 |
笠木・島木と貫・額束は新調されており、柱は表面の剥落が著しい。 |
規模 |
【全体規模】高:284.5㎝ 幅:373.0㎝・ 奥:65.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【額束正面】 王子宮
【左柱裏面】 天明八戌申年 四月大吉祥日 大宮司■■孫右衛門
【右柱裏面】 ■■■石鳥居ニ柱神埼郡下直鳥村 施主 氏子中 |