三界萬霊地蔵菩薩像塔
さんかいばんれいじぞうぼさつぞうとう

資料解説

三界萬霊は、仏教で有情と呼ばれるこの世の生命あるものすべての霊を宿らせ、塔を回向することで萬霊を供養することを目的として建立される塔です。本塔は、文政7年(1824)に中尾幸吉により建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界萬霊地蔵菩薩像塔(さんかいばんれいじぞうぼさつぞうとう)
所在地 千代田町 姉 新宿
場所 新宿公民館敷地内に位置する。
年代 江戸 文政7年 (1824年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 4877

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・上敷茄子・蓮華座・塔身で構成される。基壇は竿石を方形に組む。基礎は平面方形で反花を施す。竿は方柱形で頭部角を丸く整形し、正面に基礎で花頭文形の銘文枠を設け「三界萬霊」の文字を刻む。上敷茄子は平面円形で扁平な形状で、蓮華座を乗せる。塔身は、舟形光背を持つ立像の地蔵菩薩像である。肉彫りで彫られ、左手には宝珠を持つ。
現状 破損・欠損・補修等は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:194.0㎝・幅:82.0㎝・奥:80.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 新宿在住の中尾幸吉の建立と銘文にある。
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【基礎下右面】
 ?文政七歳
 申七月十五日
【基礎下正面】
 三界萬霊
【基礎下左面】
 當宿中尾幸吉
      敬白

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

place位置情報

compare_arrows関連情報

関連情報はありません。