正一位若宮神社肥前鳥居
しょういちいわかみやじんじゃひぜんとりい

資料解説

正保3年(1646)に鍋島茂綱室が願主となり建立された肥前鳥居です。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 正一位若宮神社肥前鳥居(しょういちいわかみやじんじゃひぜんとりい)
所在地 千代田町 境原 原の町
場所 若宮神社内
年代 江戸 正保3年 (1646年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 5795

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 正一位若宮神社の参道に建つ肥前鳥居である。笠木と島木は一体となり三本継である。鼻は下部が曲線を持ち端部は尖る。柱は三本継で、基礎部の径が太く上端部は細くなり台輪が付く。貫も三本継で右側二本が額束と共に新調されている。柱には銘文が彫られるが、右柱の銘文にずれが見られる。
現状 貫と額束は新調され、笠木の継ぎ目はコンクリートで補修されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:391.0cm・ 幅:580.0cm・ 奥:69.0cm
材質 安山岩
製作・建立者 願主:鍋島茂綱室
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【額束】
正一位大明神宮

【左柱正面右から時計回り】
 一基華表 両個箇柱根屹立霊廟鎭護宮門
 磨■ 石玲瓏欺?映禮神社輝頌祇園
 見者卸笠行者下■妙用海関功徳山敦
 男備文武女保子孫徳輝爭日不盡乾坤  
    于時正保三丁亥 歳孟夏吉日
                        敬
 願主鍋島若狭守藤原朝臣茂綱妻室
                        白
         神主山邊淡路守藤原正影
 見住泰長六世小比丘明訓誌旃

【右柱正面右から時計回り】
     欽惟
 神從聴 拓妙應無方■■新不叶則信渇水能
  信不 ■則祈雲月清月泛清水無不明湯王
  祥桑 林雨至韓愈黙衡岳雲開皆至誠之所
  奉建 立鎮西肥前州神埼郡境原村
 正一位 大明神宮石鳥居二柱 仰冀
  君臣 ■樂而壽山帯萬歳春
  子孫 繁榮而福海印千秋月 至祝至?

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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