構造特徴・概要 |
正一位若宮神社の参道に建つ肥前鳥居である。笠木と島木は一体となり三本継である。鼻は下部が曲線を持ち端部は尖る。柱は三本継で、基礎部の径が太く上端部は細くなり台輪が付く。貫も三本継で右側二本が額束と共に新調されている。柱には銘文が彫られるが、右柱の銘文にずれが見られる。 |
現状 |
貫と額束は新調され、笠木の継ぎ目はコンクリートで補修されている。 |
規模 |
【全体規模】高:391.0cm・ 幅:580.0cm・ 奥:69.0cm |
銘文 ※1、※2 |
【額束】 正一位大明神宮
【左柱正面右から時計回り】 一基華表 両個箇柱根屹立霊廟鎭護宮門 磨■ 石玲瓏欺?映禮神社輝頌祇園 見者卸笠行者下■妙用海関功徳山敦 男備文武女保子孫徳輝爭日不盡乾坤 于時正保三丁亥 歳孟夏吉日 敬 願主鍋島若狭守藤原朝臣茂綱妻室 白 神主山邊淡路守藤原正影 見住泰長六世小比丘明訓誌旃
【右柱正面右から時計回り】 欽惟 神從聴 拓妙應無方■■新不叶則信渇水能 信不 ■則祈雲月清月泛清水無不明湯王 祥桑 林雨至韓愈黙衡岳雲開皆至誠之所 奉建 立鎮西肥前州神埼郡境原村 正一位 大明神宮石鳥居二柱 仰冀 君臣 ■樂而壽山帯萬歳春 子孫 繁榮而福海印千秋月 至祝至? |