鰐口
わにくち

資料解説

享保5年(1720)に腹巻村講中により奉納された鰐口です。内区に「観世音菩薩」と彫られています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 美術工芸品 > 工芸品 > 金工品 > 鰐口
名称 鰐口(わにくち)
所在地
場所
年代 江戸 享保5年 (1720年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 234

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 上端部に左右1対の耳(吊鐶)が付き、中位最大径部位に断面楕円形状の目を持つ。撞座区に八葉の連弁と子房部に9個の連子を持つ撞座がある。撞座区の圏線二重である。内区に連弁文と蓮文を施し、左斜め上には花文が見られる。内区上部に「観世音菩薩」、下部に「御宝前」と線彫りする。内区の外側圏線は三重で中央が太く左右(内外)は細く隆起する。外区には,上端部に「奉掛」、右側に年号を左側に講中名を彫る。外側の圏線は二重で外側が太く内側が細く隆起する。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:23.5㎝、 幅:26.5㎝、 奥:9.0 ㎝
材質 鋳銅
製作・建立者
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【外区」
 掛奉
      庚
 享保五 歳八月吉祥日

神埼郡腹巻村講中
 敬白
【内区】
 観世音菩薩
 御宝前

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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