冠者神社の鳥居
きゅうかんじゃじんじゃとりい

資料解説

現在の冠者神社の移転前の社地に立つ鳥居です。銘文より文化1年(1804)に尾崎西分氏子により奉納された鳥居です。銘文には奉創建神門とあります。石工は小城西川の石工衆と推定される冨永嘉平次です。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 冠者神社の鳥居(きゅうかんじゃじんじゃとりい)
所在地 神埼町 尾崎 尾崎西分
場所 尾崎西分地区の北部に位置する。
年代 江戸 文化1年 (1804年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3088

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 1石造りの柱で上端に台輪を持つ。基礎部は亀腹が見られる。貫のみ残存し、笠木・島木は落下している。明神鳥居の構造を持つ。左右の柱に銘文が刻まれている。
現状 笠木・島木は落下し、柱と貫が残存する。
背景・由来・伝承 現在地に移転する前の尾崎西分の冠者神社境内に立つ鳥居。
特記事項
規模 【全体規模:高:247.0㎝、幅:334.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 施主:西分氏子中
石井勘解由 平原倉之烝 古賀貞兵衛 原岡又兵衛 内川喜藤太 古賀和平 千々岩近右衛門
石工:冨永嘉平次
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【左柱裏面】
 文化元甲子三月吉祥日
    施主  西分氏子中
  石井勘解由
   平原倉之蒸
        古賀貞兵衛  石工
        原岡又兵衛    富永嘉平次
        内川喜藤太
        古賀和平
        千々岩右衛門

【左柱左面】
 奉創建神門
    銘日
 肥水北山丁僕然冠者神
 威■村■感田人来■
 松柏籠堂秀石門懸日新
 為宜蔵五穀福貴萬界場
 納種福圓謹誌  

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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