宮崎神社の鳥居
みやざきじんじゃのとりい

資料解説

肥前鳥居の特徴を残す明神鳥居で、元禄3年(1690)に建立されています。また、石橋も同時に施工されたことも記され、石工は砥川石工衆の古賀弥兵衛尉・陣内相左衛門尉がにより製作されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 宮崎神社の鳥居(みやざきじんじゃのとりい)
所在地 千代田町 姉 姉
場所 宮崎神社境内に位置する。
年代 江戸 元禄3年 (1690年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 5458

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 柱・笠木・島木が3本継で、笠木と島木が一体的で全体的に小型であるなど、肥前鳥居の特徴を残す鳥居である。柱の上端部には台輪を持ち、基礎部には亀腹を置く。額束は四隅が花弁状に加工され、内部に「宮崎神社」と刻む。
現状 大きな破損・欠損・補修等は認められないが、各部位の接合部はコンクリートで補強がされている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:329.0cm・ 幅:400.0cm・ 奥:62.0cm
材質 安山岩
製作・建立者 石工:古賀弥兵衛尉・陣内相左衛門尉
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【額束正面】
 宮崎神社
【左柱正面】
     ?
 元禄三年龍集庚午        吉岡宗慶
       春王二月吉辰     古賀傳左右衞門?
                     境   六兵衞?
       廣巖寺現住     麟窓
                     許裴  清兵衞尉
                     許斐 喜右衞門?
                     西村 平右衞門尉
                     西村 相右衞門尉
                  砥川石工
                       古賀弥兵衞尉
                       陣内相左衞門尉
            福前后橋
               施主中原利右衞門尉
                嶋近左衞門?嘉好
                境 親右衞門?
                吉岡權兵衞尉
【左柱右面】
 ■■■■郎兵衞藤原髙昌
【右柱正面】
 宮崎姉神依人敬増威耀     中原金左右衞門尉
 郷内宗廟悦民豊護繁栄     同氏而兵衞?
 陰陽二柱建此華表        同氏 軍平
 男女萬姓賑斯本村        吉岡七右衞門
 肥前神埼郡姉村          中原弥次右衞門尉
 一境氏族仝頓敬立        吉岡忠衞門尉
                     原 弥五右衞門尉
                     境 三太左右衞門?
                     山崎弥三兵衞尉
                     大宮司
                          江口采女
                     中原七郎兵衞尉
                     西窪三左右衞門?
                     古賀勘左右衞門?
                     原 新右衞門?
                     船津勘兵衞?

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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