構造特徴・概要 |
断面不整方柱形で頭部が尖る方柱形の石塔である。正面は丸く反っており裏面はより平面である。側辺部に矢穴が連続して残る。正面に「大乗妙典一部一字一石塔」と裏面に「誓祈蚕業之発達」と刻まれ、元治1年の一字一石塔を再利用し明治23年に蚕業振興を記念する碑とされている。 左右側面には、石材加工の矢穴が連続して残る。 |
背景・由来・伝承 |
奉納者の広滝三郎右衛門は、口山内居住の侍・侍格分者で大庄屋・大山留であった人物で、松林寺の寺子屋の師匠も務めている。 |
規模 |
【全体規模】高:376㎝・幅467㎝、奥:41.5㎝ |
製作・建立者 |
一字一石塔奉納者:廣滝三郎右衛門 蚕業振興祈願:津野与作・丸山喜代蔵・志波六郎助 |
銘文 ※1、※2 |
【正面】 申 元治 四月吉日 子 奉納大乗妙典一部一字一石塔 廣滝三郎右衛門 【裏面】 明治二十三年十二月三十一日信州 津野与作 誓祈蚕業之発達 仝 丸山喜代藏 当村 志波六郎助 |