構造特徴・概要 |
自然石の基礎上に自然石に近い平石を台座とする。台座上に3枚の板石を立てて室を組み、1枚石を屋根形に整形した屋根を持つ。屋根上部には宝珠が乗る。前面の台石と屋根部分に穿孔が見られ、本来は石扉があったものと思われる。内部には装飾や銘文は見られず、石像の観音像を祀る。屋根前面軒先にはは破風が見られる。宝珠は円筒形の伏鉢と宝珠が一体となる。 |
現状 |
石祠は、前面の石扉を欠損するが、が比較的保存状態は良好である。観音像は新しくなっている |
背景・由来・伝承 |
子供観音として祀られている。第2次世界大戦にこの地区から出生した人が全員生還されており、観音様のお陰と伝えられている。 |
規模 |
【全体規模】高:139.0㎝、 幅:112.0㎝、 奥:101.0㎝ |