脊振山上宮の石灯籠
せふりさんじょうぐうのいしとうろう

資料解説

元禄10年(1697)の石宝殿再建時に奉納された52基の石灯籠のひとつです。寄進者として■■頼母常輝の名が記されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 石灯籠
名称 脊振山上宮の石灯籠(せふりさんじょうぐうのいしとうろう)
所在地 脊振町 服巻 (国有林野)
場所 脊振山頂上宮弁財天参道沿いに位置する。
年代 江戸 元禄10年 (1697年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 68

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎は埋没のため詳細不明。竿部は上下と中位に節を持つ。中台は六角形で各面には装飾は見られない。火袋はコンクリート製に変わっており、三面に三角形・丸形・長方形の火口を施す。笠部は器高が低く、6箇所の蕨手を持つ。宝珠は円筒形の伏鉢と宝珠の下部が残存する。
現状 宝珠の一部が欠損し、火袋はコンクリート製に変わっている。
背景・由来・伝承 鍋島綱茂公による脊振山上宮弁財天を石宝殿に改築の際、52基の石灯籠を寄進したうちの1基。
特記事項
規模 【全体規模】高:165.5㎝、幅:70.0㎝
材質 安山岩、火袋はコンクリート
製作・建立者 寄進者:■■頼母常輝
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿部】
     奉寄進 石燈籠一基
         肥前州脊振山上宮
    大辨財天 御寶前
     元禄第十丁丑年八月吉旦
        ■■頼母常輝

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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